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  1. 新潟市議会 2019-10-10
    令和 元年決算特別委員会第2分科会−10月10日-02号


    取得元: 新潟市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    令和 元年決算特別委員会第2分科会−10月10日-02号令和 元年決算特別委員会第2分科会               決算特別委員会第2分科会会議録              令和元年10月10日(10月閉会中)                                     議会第2委員会室 令和元年10月10日  午前10時00分開会             午後 2時01分閉会 〇決算特別委員会第2分科会  1 各課審査    ・北区役所    産業振興課    ・江南区役所   産業振興課    ・秋葉区役所   産業振興課    ・南区役所    産業振興課    ・西区役所    農政商工課    ・西蒲区役所   産業観光課
    〇出席委員  (委 員 長) 加 藤 大 弥  (副委員長) 志 賀 泰 雄  (委  員) 水 澤   仁  荒 井 宏 幸  内 山   航  土 田 真 清         保 苅   浩  東 村 里恵子  平   あや子  内 山 幸 紀         青 木   学  串 田 修 平 〇出席説明員   北区産業振興課長    山 際 幸 太   江南区産業振興課長   神 田 武 行   秋葉区産業振興課長   長 崎   忍   南区産業振興課長    五十嵐 雅 樹   西区農政商工課長    鈴 木 雄 策   西蒲区産業観光課長   渡 部 博 子  以上のてんまつは会議録のとおりであるので署名する。    決算特別委員会第2分科会委員長   加 藤 大 弥 ○加藤大弥 分科会委員長  ただいまから決算特別委員会第2分科会を開会します。(午前10:00)  本日の欠席はありません。  ここで,市政記者会,新市政記者会及び議会事務局から今後の当分科会を通して撮影及び録音したい旨の申し出がありますが,これを許可することに御異議ありませんか。                   (異 議 な し) ○加藤大弥 分科会委員長  許可することに決定します。  本日は日程に従い,各区役所の審査を行います。  ここで,今後の分科会審査の進め方について申し上げます。先日の決算特別委員会において副市長及び教育長から総括説明を受けていますので,分科会においては,総括説明を割愛し,各課審査に入ることとします。  また,執行部の説明に当たっては,新しい施策,主な事業について重点的に事業の成果や反省点なども含めた説明となるようお願いします。  なお,質疑及び答弁については,一問一答形式で行うなど,簡潔,明瞭にすることとし,効率的な議事進行に協力をお願いします。  本日使用する資料は,事前に配付していますので,御確認願います。  これより各区役所の審査を行います。  初めに,北区産業振興課の審査を行います。北区産業振興課長から説明をお願いします。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  平成30年度新潟市一般会計決算の北区産業振興課分について,配付資料により説明します。  なお,主な事業について説明しますので,説明省略の場合は記載のとおりで了承いただきたいと思います。また,記載の金額については,読み上げを省略します。  1ページは,北区全体の決算状況として各課の歳入歳出それぞれの決算額をまとめたもので,記載のとおりです。  3ページ,歳出の決算額合計は6億809万1,207円で,執行率は92.3%です。不用額は,後ほど説明しますが,主に総務管理費スポーツ施設の工事休館に伴う指定管理委託料の減とか,農業費の海辺の森整備事業における事業費の減などによるものです。  初めに,第2款総務費,第1項総務管理費,第9目区政推進費,地域の自立性の向上では,特色ある区づくり事業として5つの事業を実施しました。まず,海岸林利活用推進事業ですが,市民の憩いの場としても親しまれている海辺の森は,飛砂防備保安林及び保健保安林に指定されています。良好な森林環境を維持し,市民に憩いの場を提供し続けるため,当該事業により地域の自主的な保全活動に対し支援を行いました。また,地域住民が主体となってコミュニティビジネスの組織を設立し,松のミニ盆栽や門松の販売を開始し,森林資源の利活用を推進することができました。  続いて,「次世代農業」推進事業ですが,農産物のブランド化強化や加工品の開発を通じて農家所得の向上につなげるとともに,生産現場へのICT等の導入により省力化や生産技術の平準化を図ることを目的としています。平成30年度は,北区の飲食店と連携し,しるきーもを使用した商品6品を開発しました。これらの商品は,笹山小学校とともに,新潟伊勢丹でのNIIGATA越品等で販売しました。ICTについては,施設園芸での導入を目指し,新潟食料農業大学や農業者を初め,関係機関,団体から成る検討会議を3回開催しました。  次の地域商業魅力創生プロジェクトでは,地域ごとにテーマやブランドを活用したPR活動を実施し,新規顧客獲得とエリア全体の一体感を持ったイメージアップによるにぎわい創出を図りました。葛塚地区では,地元の豊栄高校と葛塚市場の出入り口の看板デザイン改修を実施しました。また,似顔絵を核とした活性化の取り組みとして,全国から募集した似顔絵をJR豊栄駅と商店街へ展示し,またフェイスブックを利用した似顔絵募集や交流会を実施しました。松浜地区では,ござれや花火の企画に参画する花火女子や松浜市場と連携したイベントこらっせ松浜市を実施して,商店街の活性化を推進しました。  次のキテ・ミテ・キタク魅力発信プロジェクトでは,交流人口拡大を目的として,ホームページなどを用いた市内外への広報及び区内の観光資源の魅力向上を図りました。民間旅行会社と連携したバスツアーでは,ツアーを4回実施し,市内外から190名の参加があり,好評を得ています。観光資源利活用促進として,葛塚市,松浜市で利用できる共通市場商品券の発行,フェイスブックを利用した観光レポーターによる北区の魅力発信などを行いました。  次の北区総合スポーツ事業では,さまざまな競技による総合スポーツ大会,区民が気軽に参加して楽しめるフロアカーリング交流戦スポーツ体験会スポーツレクリエーション大会を開催したほか,北区元旦歩こう会を実行委員会形式で開催しました。  次の区政振興費は,福島潟自然文化祭や葛塚まつりの開催に対する補助金,また緊急対応として所管施設の修繕工事などに要した経費です。  次の第16目文化振興費,芸術文化の拠点機能充実は,北区文化会館の指定管理委託料などです。  4ページ,第18目スポーツ振興費,生涯にわたるスポーツ活動の推進は,スポーツ施設指定管理委託料などです。施設の貸し出しのほか,各指定管理者がスポーツ教室などを行い,より多くの方に利用いただけるよう取り組みました。  次の住民主体のスポーツを支える組織の構築は,スポーツ振興会への補助金です。不用額が多くなっていますが,これは水の公園福島潟遊水館プールろ過設備改修工事による休館に伴う指定管理料の減によるものです。  次に,第4款衛生費,第1項保健衛生費,第7目環境保全費,湿地の保全と活用は,福島潟の環境保全や地域活動に充てられる福島潟自然文化基金への積立金です。  第6款農林水産業費,第1項農業費,第3目農業振興費,農業振興諸経費は,生産組織等への活動支援金です。  5ページ,第5目林業振興費,樹林環境の整備・活用,海辺の森管理事業は,キャンプ場の指定管理料などです。  海辺の森整備事業は,平成26年度から北区海岸保全活動に基づき実施されてきた県補助対象の森林整備工事で,最終年度となった平成30年度では林内歩道の整備を行いました。  次の保安林活用事業は,海岸林保全活動の省力化,効率向上に資する草刈りロボットの開発を平成27年度から継続しており,平成30年度は作業中の安全対策として必要な非常停止装置などを製作し,現場で活用できるレベルに仕上げました。なお,この先の製品化に向けた取り組みについては開発企業に事業を承継しており,市はこの試作機を現場で活用しながら側面・後方支援を行うこととしています。  林業振興費の不用額が多くなっていますが,これは先ほどの海辺の森整備事業の財源として林野庁の森林空間総合整備事業を活用しており,補助金の内示額に合わせて事業費を調整したことによるものです。補助金は減少したものの,対象地の伐採樹木量が見込みより少なかったことや路盤整備時の残土利用,舗装仕上げの見直しなどによって事業費を圧縮し,当初予定どおり延長約1キロの林内歩道を整備し,事業目的を達成することができました。平成26年度から実施してきた補助事業によって海岸線およそ11ヘクタールに植えた松については,これから地域の方々の協力を得ながら大切に育てていきたいと考えています。  次に,第2項農地費,第1目農地総務費,農地施設の維持管理,排水機場の維持管理は,南浜,濁川,須戸並びに籠尻川の各排水機場の維持管理費です。  農村環境施設の維持管理は,13団体の愛護会活動費濁川自然生態観察園などの施設管理費です。  農道維持管理費は,広域農道などの維持管理費です。  次の第2目土地改良費,土地改良諸経費は,各種協議会への負担金です。  次に,第7款商工費,第1項商業費,第4目観光費,観光の魅力発信,観光誘客宣伝事業は,宣伝事業に係る事務諸経費です。  魅力あふれる観光都市づくり,観光資源・観光イベントの充実は,島見浜海水浴場に係る管理運営費並びに阿賀野川ござれや花火への補助金です。島見浜海水浴場では,開設期間中1万6,130人の利用がありました。  各種団体への補助金は,新潟市北区観光協会への補助金です。  6ページ,第5目露店市場管理費,露店市場の管理運営は,松浜市場と葛塚市場の管理運営費です。  次の第2項工業費,第1目工業総務費,工業総務諸経費は,北部工業団地の維持管理に係る経費です。  第2目工業振興費,各種団体への補助金は,豊栄仏壇組合への補助金です。  次に,第8款土木費,第5項公園緑地費,第1目管理費,公園緑地等の管理運営は,水の駅ビュー福島潟宿泊施設菱風荘指定管理委託料など,水の公園福島潟と農村公園などの維持管理経費です。  続いて,7ページ,歳入の決算額合計は1億2,248万6,855円で,現計予算に対し66.3%となっています。予算に対し収入済額が大きく乖離していますが,これは先ほど歳出で説明した農業費の海辺の森整備事業における事業費の減に伴い補助金,市債が減少したことによるものと,未利用体育施設の解体工事に対して予定していた体育施設整備事業債を一般財源により支出したことによるものです。  初めに,第18款使用料及び手数料,第1項使用料,第1目総務使用料,総務管理使用料は,北区文化会館やスポーツ施設の使用料です。  第5目農林水産業使用料農業使用料は,海辺の森キャンプ場の使用料と長浦市民農園の使用料,農道埋設管使用料です。  第6目商工使用料,商業使用料は,松浜市場と葛塚市場の使用料です。  第7目土木使用料,公園緑地使用料は,水の駅ビュー福島潟の使用料です。  第9目行政財産使用料は,スポーツ施設,海辺の森などの所管施設の行政財産使用料です。  8ページ,第2項手数料,第4目商工手数料,商業手数料は,松浜市場,葛塚市場の露店市場出店許可証交付手数料です。  次に,第19款国庫支出金,第3項委託金,第3目衛生費委託金保健衛生費委託金は,国指定福島潟鳥獣保護区管理棟,雁晴れ舎の施設管理に係る委託金です。  次に,第20款県支出金,第2項県補助金,第4目農林水産業費県補助金農業費県補助金は,海辺の森整備事業に対する県からの補助金です。予算に対し収入済額が少ない理由は,歳出の海辺の森整備事業で説明したとおりですが,内示額の変更によるものです。  次の第5目商工費県補助金商業費県補助金は,海岸漂着物等地域対策推進事業費補助金で,島見浜海水浴場に係る海岸漂着物の回収,処理等に係る県からの補助金です。  9ページ,第21款財産収入,第1項財産運用収入,第1目財産貸付収入は,福島潟利便施設や豊栄駅前駐車場用地,工業団地組合の事務室など,土地及び建物の貸付料です。  第2項財産売払収入,第1目不動産売払収入は,県事業である臨港道路西埋立島見線の道路用地として海辺の森の一部を県へ売却したことによるものです。  次に,第22款寄附金,第1項寄附金,第2目衛生費寄附金は,福島潟の自然保護や文化活動に賛同された方からの寄附金で,福島潟自然文化基金に積み立てました。  次に,第23款繰入金,第2項基金繰入金,第4目福島潟自然文化基金繰入金は,福島潟自然文化基金から福島潟自然文化祭実行委員会福島潟自然文化活動事業補助金の財源として繰り入れたものです。  10ページ,第25款諸収入,第5項雑入,第4目雑入,それぞれの雑入は,スポーツ施設や文化施設,ビュー福島潟など,所管施設における光熱水費実費分などです。  最後に,第26款市債,第1項市債,第1目総務債は,旧体育館の解体工事に充てる予定でしたが,一般財源で対応したため,収入はありません。  第4目農林水産業債,農業債,農業施設整備事業債は,海辺の森整備事業に対する市債です。予算に対して収入が少ない理由は,先ほど説明した県補助金の内示額変更に伴い,海辺の森整備事業の事業費を調整したことによるものです。 ○加藤大弥 分科会委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆平あや子 委員  2点ほど伺いたいのですが,4ページ,第18目スポーツ振興費は511万円ほどが不用額で,その理由として遊水館の施設補修工事を実施したとのことですが,今回のこの補修工事によって今後大規模な補修,維持の工事は当面必要なくなるのでしょうか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  プールのろ過装置が老朽化していましたので,休館して,平成31年1月7日から3月31日まで大規模改修工事を行いました。それ以外には,多少軽微な改修は出てくることは想定されますが,近い将来大規模な改修は想定していません。 ◆平あや子 委員  もう一点,平成30年度は事務事業点検で阿賀野川ござれや花火の補助金や観光協会補助金など,北区の観光行事の関係予算が軒並み削減されました。予算時の説明ではJRA新潟競馬場でのキテ・ミテ・キタクの休止などによる調整で影響は少ないということでしたが,実際はどのような影響があったのか教えてください。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  ござれや花火は実行委員会形式で行っており,事務事業の見直しで,補助金は400万円から300万円に減額していますが,当日はシャトルバスを市で運行して,その委託料について別途95万円を支出していますので,ござれや花火の運営上の影響はなかったと考えています。また,北区観光協会の補助金についても削減しましたが,経費の効率的な執行等により対応していると思いますので,削減したから具体的に観光協会の活動が縮小されるような影響はなかったと感じています。 ◆平あや子 委員  金額そのものが減らされたことで,各イベントにかかわる地元の関係者などから苦情や不満は出なかったのでしょうか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  市の財政状況が厳しいことについて理解を得ながら取り組みを進めていますので,それほど大きな苦情等はなかったと感じています。 ◆内山航 委員  特色ある区づくり事業で,例えば草刈りが延べ169人,しるきーもの商品開発数が6品,民間連携バスツアーが延べ190人,元旦歩こう会が603人とか書いてありますが,これらの目標はあったのですか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  まず,民間連携バスツアーについては,年4回の実施で,観光バス1台をチャーターし,民間に委託して実施していますので,大体満席で埋まる程度を目標に募集しています。実績については,4回のバスツアーのうち満席にならない,若干空席があったツアーもありましたが,そういった数値目標を定めています。  また,しるきーもについても,商品を何品以上開発して販売するという目標を定めて取り組んではいます。 ◆内山航 委員  北区に限ったことではないのですが,最初に説明を省くところに関しては記載のとおりという話がありましたが,今の資料で説明を省いた箇所はありましたか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  8ページ,歳入で,委託金1,000円と現計予算にありますが,収入済額はゼロで,金額も少なかったため説明を省略しました。 ◆内山航 委員  例えば歳入の露店市場使用料は,葛塚市場と松浜市場と書いてもらえば済むところをるる説明しているわけです。一方で,費用対効果に関係するような,何人が目標とか,例えばエンジョイスポーツin北区が延べ1,960人と言われても,参加したことがないものですから,どの程度の規模で行って1,960人集まったのかとか,元旦歩こう会の603人はすばらしいと思いますが,どの程度の規模で行おうしていたのか,ここに書いてあれば質疑も出ないし,非常にスムーズな進行になると思うのです。その辺の記載については,どのようにお考えでしょうか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  先ほど事例にありましたエンジョイスポーツin北区については,2,000人以上を目指していました。また,目標数値については記載がなかったですが,あれば目標と実績で比較して検討できるということで,記載の仕方については次回考えていきたいと思います。 ◆土田真清 委員  産業振興というと,区の特色を前面に出して事業を実施する課だと思っていて,本庁のいろいろな課との関係,組織とか予算とか制約がある中で,今後特色ある区づくりをどんどん進めていく必要があると思います。そういう中で,実際日々仕事されている状況と現場の中で,市役所の関係とか組織の問題,予算の関係も含みますが,今後改善していくべき点があれば教えてください。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  私も異動でこの4月に来たばかりで,区役所も初めてですが,そこで実感したのは,まず区は前面に出て窓口的な業務を行っていて,直接事業者や市民と交渉しながら行っていく最先端の業務です。区づくり事業等,個別の裁量で実施するものは予算化されていますが,全市で共通するような事業は,本庁本課で予算措置されて,区役所の各課で事業を実施するものが非常に多くあります。課題といいますか,感じた点になりますが,区役所単独ではなく,本庁と連携を密にしながら事業を展開していくことが非常に重要であると感じています。
    ◆土田真清 委員  区にそれぞれ特色があると思いますので,今後そういった部分をどんどん伸ばしていくのことが一番大事かと思っています。こういった課題については,北区だけではなくほかの区にも関係する部分ですので,この質疑はほかの区にもしますのでお願いします。 ◆串田修平 委員  林業振興費草刈りロボットの件で,今まで4年間開発費を支援してきたのですが,累計でどれぐらいになっていますか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  草刈りロボットの開発費は,累計で2,470万7,000円です。 ◆串田修平 委員  今後民間に移管して,事業としては平成30年度で終わりということですが,今後草刈りロボットの需要,台数の見込みとか,1台当たりどれぐらいの価格で考えているのですか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  草刈りロボットについては,平成30年度で試作機が完成して,現在海辺の森で保全活動,草刈りなどに利用しています。現時点ではまだ販売の段階にまでは至っていませんが,開発にかかわった地元の企業にノウハウ等が蓄積されていますので,今後市場の状況を見ながら,需要が見込める状況になりましたら,台数によって販売単価はつかめてくると思うのですが,現時点ではそういった状況です。 ◆串田修平 委員  聞いていると試作機で終わりという感じを受けたのですが,せっかく開発しているのだから商品につなげる,地域経済の振興にもつながるわけですから,そこら辺の見通しはどうですか。オーダーメード,注文があったらつくるような感じですか。もう少し展望を聞かせてください。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  試作機の開発については,開発にかかわった企業にシフトしていますので,市としては開発に必要な実績フィールドの提供とか,今ある試作機を活用した機能検証などに協力する側面支援,後方支援をしていくこととしています。企業の見通しは具体的には把握していない状況です。 ◆串田修平 委員  その試作機は市の所有物で,今後活用,管理していくわけですか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  試作ロボットの所有は市になりますので,修繕等がありましたら市で修理をして,活用については海辺の森の保全活動で草刈り等に導入して,省力化を図るような運用を行っているところです。 ◆東村里恵子 委員  区の魅力ある活動,事業についてどんどん発信していってほしいと感じているところですので,1つ聞かせてください。  キテ・ミテ・キタク魅力発信プロジェクトの中で,観光レポーターによるSNS発信47回とありました。観光レポーターは何か金額が発生しているのかと,SNSで発信していますが,フェイスブックと言っていた気がするのですが,フォロワー数と,発信47回に対していいねの総数がわかれば教えてください。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  観光レポーターについては,一般公募で2名に行ってもらっています。こちらの事業は,新潟市北区観光協会へ委託していて,委託料として30万円の支出を行っています。投稿数は47回という実績がありますが,フォロワー数等について具体的な数値は…… ○加藤大弥 分科会委員長  分科会を休憩します。(午前10:37)                    (休  憩) ○加藤大弥 分科会委員長  分科会を再開します。(午前10:38) ◎山際幸太 北区産業振興課長  フォロワー数は,現時点で223人となっています。 ◆水澤仁 委員  特色ある区づくり事業の「次世代農業」推進事業で,ICT新技術導入検討会議を開いたということですが,これは平成30年からの新規事業ですか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  この事業は,平成30年度からの3年間の事業です。 ◆水澤仁 委員  会議はどんな状況か少しお聞かせください。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  北区は濁川トマト,豊栄トマトといった県下一の出荷量を誇る特色のあるトマトの産地で,ハウス園芸が特色となっていますので,トマトの施設園芸をターゲットにして,ICTを導入することで農作業の省力化とか,生産技術の平準化を進めて農業所得の拡大,担い手の確保の課題に寄与することを目的として,昨年度,新潟食料農業大学,JA,生産者などで検討会を立ち上げて,会議を3回行ったところです。昨年度の検討結果は,ICTの導入についてはトマトの抑制栽培に効果的であることや,省力化だけでなく栽培技術の平準化による品質,収量の向上に伴う農業所得の増大への効果が大きいことなどが確認できました。今後産地全体に普及が図られる安価な作業の一部自動化などについて生産者への普及を目指すということで,今年度も検討会等取り組みを進めているところです。 ◆水澤仁 委員  これからの農業に欠かすことのできない技術だと思いますので,ぜひこれを拡大して,生産者が非常にありがたいと思うような方向で行ってもらいたい。逆に言えば,これは区づくり事業ではなくて,本来農業振興にしっかりと位置づけていく必要があると思うのです。区づくり事業で平成30年度から3年間ということで,そちらの方向に持っていってほしいと思うのですが,その辺はどういう考えですか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  各区で農産物にはいろいろな特色があり,スマート農業については国や県を初め,最先端の取り組みに力を入れているところですし,本庁本課としてもそういった取り組みを強化していると思います。新聞報道などを見ると,トラクターの自動運転を実証圃などで行っているところもあり,そういった取り組みについては情報を得て,北区でも生かしていけるかと思います。現時点で北区では特色のあるトマトのハウス園芸についてクローズアップして行っているところで,予算としては本課が持つか,区が持つかで,実際の取り組みは区で実施していくことになると思っています。 ◆荒井宏幸 委員  今ほどの答弁で,トマト園芸で安価な一部自動化ということですが,具体的にどういった工程で可能でしょうか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  一部自動化については,ハウス内の環境制御を自動化するもので,例えば湿度とか温度,日射量,二酸化炭素濃度といったものを十分な管理をすることによってトマトの品質の向上が図れます。そういった今ハウスの中で人間が手作業で行っているものを自動機器,ICTを入れて,データをとってトマトの育成に適した環境になるように天窓を自動的に開閉するとか,CO2の発生装置,暖房機と連携して必要なときに装置をそれぞれ,人が動かすのではなく,ICTを使って自動化することで省力化や品質の平準化が図れると考えています。 ◆荒井宏幸 委員  そうすると,空調の機械はもともとあって,コントロールの補助をするような感じですか。一からだとかなり高価なものになるイメージがあるのですが,いかがでしょうか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  ICT技術等を入れていない通常のハウスでは,人間が手作業でそれぞれの装置を動かす,または天窓をあけるという手作業になっています。これを一部でも自動化して,省力化が図られたらということです。 ◆青木学 委員  先ほど串田委員が取り上げていた草刈りロボットですが,なぜこの事業が立ち上がったかといえば,区長提案による事業でしたか。その点をまず確認したいと思いますが。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  前区長で,公募区長の飯野区長の発案といいますか,区長の指示等もあって始めたという流れはありました。 ◆青木学 委員  当時の公募区長の特徴を出すために区長提案という枠が設けられて,その中で飯野区長が提案して,雇用の創出を目的にしていたのです。何年か前の予算審査のときにも雇用の創出につながるのかと聞いたら,当時の課長はこれから民間に移管していくので,必要な雇用の創出にもつながっていくと考えているという答弁をしていたのです。先ほどの串田委員に対しての答弁でいうと,現段階では開発の見込みとか需要もどうなっているかわからない,全く見通しも何もない,展望がないという説明です。累計で2,500万円と言いましたか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  2,470万7,000円です。 ◆青木学 委員  少なくとも市長選に出るまでは飯野区長が務めていたわけです。平成31年度からは企業に開発を委託する流れはできていたにしても,当時北区長としてこの事業についてどういう評価あるいは判断をしていたのか。課長はこの4月に来たばかりで直接わからないかもしれませんが,当時からいた職員に聞いて教えてもらえますか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  海辺の森で実際に環境保全活動として草刈り等を実施していますが,人間が草刈り機で作業しているということで,作業自体も苛酷な環境であるとか,地域住民からボランティア活動で保全活動を行っていますが,ボランティアも高齢化してきて,担い手不足なども課題となっていました。そういったさまざまな課題を企業と連携して解決することを目的に草刈りロボットを開発して,普及することによって海辺の森以外に同様の課題を抱えているところにも貢献できればという考えがあったかと思います。 ◆青木学 委員  試作機は1台だけですか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  1台です。 ◆青木学 委員  このままでいくと,その試作機1台をつくるために2,500万円を投じたことになるわけです。当時区長の考えの中にはノウハウを企業に提供し,販売して,約2,500万円の投資を何倍にも返すぐらい雇用の創出にもつなげると言っているわけです。そのくらいの考えを持って事業を進めてきたわけですが,実際は全くかけ離れているではないですか。本当に当時,平成31年度以降企業に開発などを移管して,飯野区長にはこれだけのニーズがあって,雇用の創出にもつながって,投資に見合った事業になるという見通しなり判断をするような材料を提供していたのですか。 ○加藤大弥 分科会委員長  分科会を休憩します。(午前10:50)                    (休  憩) ○加藤大弥 分科会委員長  分科会を再開します。(午前10:51) ◎山際幸太 北区産業振興課長  当初この事業を始めるに当たって,具体的にどれだけの需要があるといったデータはありませんでした。ただ,北区のハイテクポートの工業団地にそういったノウハウを持つ企業があったので,そういったところに声をかけて賛同いただいて当事業を実施するに至ったという状況です。 ◆青木学 委員  そういう経過があったとしても,先ほど課長の話だと今は実態として企業に全て委ねている状況で,全く開発の状況やニーズも把握していないではないですか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  現時点で受注がどれぐらい見込めるか,まだ具体的な数値が見通せる状況にはないということです。 ◆青木学 委員  この4月に来られた課長に聞くのも少し気の毒な面があるのですが,そういう今の状況を踏まえると,その区長の判断は妥当だった,全く区長には責任がない,正当な判断のもとでこの事業を進めてきたと区として考えているのでしょうか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  事業を始めた当初には草刈りを自動化している市販の機械は全国的にもそれほど見られなかった状況ですので,そういったことに取り組むこと自体は先進的であったと思っています。ただ,ここ数年で,特に農業用の草刈り機はリモコン等で自動で動かすものが民間企業等で開発されて普及している状況もあります。そういった当初は見通せなかった状況,なかなか厳しい現状はあるかと思っています。 ◆青木学 委員  ほかからも新たな機器が開発されて出てきているということでいえば,一層このロボットの需要は厳しくなってくるわけです。結果からすればこの約2,500万円は何のために費やしてきたのかということになります。その責任については,どう考えていますか。 ◎山際幸太 北区産業振興課長  公費を使って約2,400万円を投じて開発してきて,試作機の開発までこぎつけたところですので,この後企業に全くお任せするのではなく,市としても企業とやりとりを十分に行っていますので,市販の方向が見出せないか,引き続き企業と連携しながら取り組んでいきたいと考えています。 ○加藤大弥 分科会委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○加藤大弥 分科会委員長  以上で北区産業振興課の審査を終わります。  次に,江南区産業振興課の審査を行います。江南区産業振興課長から説明をお願いします。 ◎神田武行 江南区産業振興課長  平成30年度決算の江南区産業振興課所管分について説明します。  資料3ページ,江南区産業振興課合計の支出済額4億6,885万1,235円が歳出決算額の合計で,執行率は約99.4%でした。以下,主な項目について説明します。  初めに,第2款総務費,第1項総務管理費,第9目区政推進費,地域の自立性の向上では,特色ある区づくり事業として6つの事業を行いました。初めに,「農」に親しむは,地域農業や地元農家への理解と江南区の特産農産品のPR,知名度向上を図るため,さまざまな「農」に親しむ事業を実施しました。藤五郎梅やスイートコーンなどの特産農産品の収穫体験や加工体験,またこれら農産品を題材にした料理のフォトコンテストのほか,区内の直売所スタンプラリーなどを実施し,これらの事業では江南区5地区の特産農産品をモチーフにした江南区親善大使キャラクターのPR,活用もあわせて行いました。「農」に親しむ事業では,アンケートによれば参加された多くの方から満足してもらうことができたと理解しています。  次の江南区ぐるっと巡って発見・体験ツアーは,区内各地域の魅力,資源を再発見,深掘りし,それらを束ねて活用を図り,区の魅力を広く発信することで集客と交流人口の拡大を目指すものです。二次交通支援事業として,市伝承芸能に指定され,6種類の稚児舞など,計12の舞を披露する酒屋太々神楽や横越地区の各集落に伝わる神楽舞や獅子舞が一堂に会する横越でんでん祭りのPRと集客を図るため,JR亀田駅などから祭り会場への無料バスを運行しました。両日とも悪天候ではありましたが,区内外から合わせて124名の方に利用いただき,江南区の伝統芸能を楽しんでいただきました。また,区内の魅力的なインスタ映えするスポットなどを広く募集し,江南区の四季折々の魅力を発見,発信するとともに,集まった写真を活用して今後区めぐりマップ等の作成につなげる魅力彩発見フォトコンテストの秋,冬部門には延べ243件の応募をいただきました。  次の亀田縞地域ブランド化の推進は,江南区の特産品である亀田縞のブランド化や新商品開発,販路拡大を図るため設立した亀田縞ブランド推進協議会の行う事業に対して支援を行ったものです。服飾関係の展示会はもとより,さまざまマスメディアやSNSを活用したプロモーションなどにより,亀田縞の認知度は多方面に及び,国内外の有名ブランドからの大型受注につながるなど,成果があらわれています。また,小ロットではありますが,亀田縞を使った製品を企画,販売する個人や事業所も着実にふえており,こうした亀田縞ブランド推進にかかわる関連事業者数は前年から5社増加し,24社となりました。亀田縞については,ブランドとしての差別化,高品質化を図りつつ,関連事業者との連携による商品開発を進めるとともに,国内外の展示会への継続的な出展により,さらなる販路拡大への取り組みを進めていきます。  次の亀田三・九(サンキュー)マルシェは,300年以上続く亀田三・九の市が今後も継続して地域住民に愛され,にぎわう市を目指して,あわせて隣接する亀田本町商店街のにぎわいにつなげるため,5月から11月まで毎月1回土,休日に市が開催される日に合わせて集客イベント三・九マルシェを実施しました。旬の農産物や市と商店街で使える商品券などが当たる抽せん会を行い,最後の11月には大マルシェとして振る舞い鍋や抽せん会のほか,若手農家や商業者,フリーマーケットなどの臨時出店により,市場全体のにぎわいを図りました。合計7回の平均来場者数は約550人で,通常の市日の2倍以上の集客があり,出店者への聞き取りではマルシェ期間中は売り上げの増加や新たな客層の来客が見られたなど,一定の効果があったと捉えていますが,地域商業の厳しい状況は継続して見られます。  次の梅の里産地活性化の推進では,亀田地区特産の藤五郎梅の高品質化に向け,新潟大学農学部と共同で梅栽培園地における土壌条件の違いが梅品質に与える影響に関する共同研究を行いました。また,梅を活用した製品開発の支援として,梅の材料提供や食品加工支援センターの使用料助成のほか,製品PRのためフードメッセ等への出展支援を行い,新たに2品目が製品化されました。  次の文化芸術の創造・発信では,区民の芸術,文化への関心を高めるとともに,文化会館利用のきっかけをつくり,江南区の文化振興を図るため,公募型プロポーザルにより専門の民間事業者を選定,昨年度は著名人による講演会を実施しました。11月に林修氏,3月にゴルゴ松本氏を講師に招き,それぞれのテーマで講演会を実施,合わせて790名の参加がありました。参加された皆様からは,江南区民でよかったや超一流の講演内容がすばらしかったなど,高い満足度と評価をいただきました。  次の区政振興費は,中央卸売市場を会場に開催する江南区旬果旬菜いきいきフェスタや,長い伝統と歴史のあるかめだ祭り,地域の特産品を生かした梅まつりやたけのこフェアなどに対する助成のほか,緊急対応として行った当課所管施設の修繕工事費などが含まれます。  次に,第16目文化振興費,芸術文化の拠点機能充実は,江南区文化会館の管理運営に係る経費です。  次の歴史文化施設の管理運営は,江南区郷土資料館の管理運営に係る経費で,郷土資料館ではかつて芦沼と言われた亀田郷の水と土の戦いの歴史とそこから生まれた文化や産業の展示を行うほか,さまざまな企画展などを通じて区内外の小学校を初め,多くの来館者を得ています。  次の第18目スポーツ振興費,生涯にわたるスポーツ活動の推進は,区内の体育施設の管理運営費です。  次の住民主体のスポーツを支える組織の構築は,小学校区単位で組織される区内各地区スポーツ振興会に対する補助金です。  次のスポーツ振興諸経費は,区民の体力維持,健康増進を図るために実施する講座やイベント開催経費のほか,スポーツ関係の事務経費です。  4ページ,第20目諸費,税外収入払戻金は,文化会館の施設利用のキャンセルに伴う利用料返還金などです。  次に,第5款労働費,第1項1目労働諸費,勤労者福祉の充実は,横越地区勤労者総合福祉センターサンウィング横越の管理経費です。  次に,第6款農林水産業費,第1項農業費,第2目農業総務費,水と緑と人のネットワークの形成は,市民農園や収穫農園の管理経費です。  次の農業施設の管理運営は,横越地区の農業施設の管理経費です。  次の第3目農業振興費,農業振興諸経費は亀田郷農業振興協議会及び新潟地区果樹振興協議会への負担金です。  次に,第2項農地費,第1目農地総務費,農地施設の維持管理,排水機場の維持管理は,阿賀野川に接続する本所排水機場と蔵岡排水機場の維持管理費です。  次の農村環境施設の維持管理は,亀田排水路公園と本所・新堀排水路の維持管理費です。  次の農村環境改善センター等の維持管理は,大江山と横越の両農村環境改善センターの維持管理費です。  5ページ,第7款商工費,第1項商業費,第2目商業振興費,各種団体への補助金は,横越商工大祭実行委員会及び横越商店会に対する補助金です。  次の商業振興諸経費は,商業関係の事務所経費等です。  次の第5目露店市場管理費,露店市場の管理運営は,亀田三・九の市に係る管理運営経費です。  次の第2項工業費,第2目工業振興費,各種団体への補助金は,亀田地区鉄工協同組合に対する補助金です。  続いて,6ページ,歳入の決算額合計は,収入済額の欄9,953万358円で,現計予算に対し約104.6%でした。主な項目について説明します。  最初に,第18款使用料及び手数料,第1項使用料,第1目総務使用料,総務管理使用料は,当課所管施設の使用料で,体育施設は亀田,横越の両総合体育館,次に江南区文化会館と江南区郷土資料館で,それぞれ記載のとおりです。  次の第4目労働使用料,労働使用料は,横越地区勤労者総合福祉センターサンウィング横越の使用料です。  次の第5目農林水産業使用料,農地使用料は,大江山と横越の農村環境改善センターの使用料です。  次の第6目商工使用料,商業使用料は,露店市場の使用料です。  次の第9目行政財産使用料は,当課所管施設の行政財産使用料です。  次に,第2項手数料,第4目商工手数料,商業手数料は,露店市場の出店許可交付手数料です。  7ページ,第20款県支出金,第3項委託金,第4目農林水産業費委託金,農業費委託金は,国有農地管理に係る事務委託金ですが,平成30年度は県からの交付がありませんでした。  次に,第21款財産収入,第1項財産運用収入,第1目財産貸付収入,土地貸付料は,江南区文化会館の職員の駐車場貸付料などです。  次の建物貸付料は,江南区文化会館内の喫茶室の貸付料及び当課所管施設の自動販売機設置に係る貸付料です。  次の第2項財産売払収入,第2目物品売払収入は,書籍の売り払いによる収入です。  次に,第25款諸収入,第5項4目雑入,総務費雑入は,体育施設及び文化会館に設置の自動販売機電気料の実費や野球場のナイター照明の電気料実費などです。  次の労働費雑入は,横越地区勤労者総合福祉センターの自動販売機の電気料です。  次の農林水産業費雑入は,本所,蔵岡両排水機場の維持管理経費に係る亀田郷土地改良区からの負担金などです。 ○加藤大弥 分科会委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆土田真清 委員  先ほどの北区と同じ質疑をしますが,まず特色ある区づくりを進めていくための課題を聞きたいのと,あと文化会館の指定管理料が約9,000万円,その収入が700万円弱で,経費に係る収入の割合がどうか,これはほかの施設にも当てはまるのですが,稼働率とか使用状況をお尋ねします。 ◎神田武行 江南区産業振興課長  初めに,区づくり事業に対しての課題と取り組みですが,我々は区にある資源,財産,さまざまなものを活用して,区が,区民が元気になるような施策,事業を展開したいと思っています。きょう説明した6つの事業は,いずれも区民が元気になる,区が活性化するような事業を選定して取り組んでいます。先ほど北区の質疑にもありましたが,我々区づくり事業については比較的自由にやらせてもらっています。本庁からそれほど厳しくとやかく言われることもなく,区の課題に対して我々,より区民に近い立場の人間が考え,さまざま事業を行っていますが,比較的高い満足度を得られていると思っています。少し質疑の趣旨からは外れますが,個人的に思うのは,例えば南区の白根大凧合戦などは区の事業というよりは市全体の誇るべき事業だと思いますので,そういったものには本庁からの協力も得る必要があると思いますし,残念ながら江南区にはそんな大きなイベント事業はありませんが,区としては区の財産,資源を掘り起こして,それらを活用していくことが必要だと思っています。  次の文化会館の事業費,収支,稼働率等についてですが,文化会館は指定管理施設ではありません。これは,文化会館,公民館,郷土資料館,図書館の合築で,まとめて指定管理にすることが難しい施設のため,全て直営で行っています。歳出で9,000万円ほど事業費かかっていますが,それぞれにかかる必要経費が9,000万円で,収入が少ないという話です。使用料などで得られる収入がそれほど多くないことは実態としてあると思います。それは,こういった施設のやむを得ない事情かと思っています。図書館は無料ですし,公民館は一部を有料化しています。文化会館利用の場合は,同じ部屋でも少し料金が高目に設定されていますが,ホールの稼働率も六,七割程度と非常に高く稼働していると理解しています。 ◆串田修平 委員  文化会館は,私も直営だと思っていたのですが,説明のときに指定管理という表現をしなかったですか。 ◎神田武行 江南区産業振興課長  説明の中では,江南区文化会館の管理運営に係る経費ですと申し上げました。 ◆串田修平 委員  職員は今どういう配置になっているのですか。 ◎神田武行 江南区産業振興課長  正職員が5名,あとは非常勤職員が2名の体制で行っています。これは,文化会館と公民館を兼ねた職員体制で,そのほか郷土資料館,図書館にも職員は配置されています。 ◆串田修平 委員  郷土資料館はどういう配置ですか。 ◎神田武行 江南区産業振興課長  郷土資料館は,正職員はいませんで,非常勤嘱託職員が2名,臨時職員が1名,計3名で運営しています。 ◆串田修平 委員  管理運営費には,職員の人件費は入っているのですか。
    ○加藤大弥 分科会委員長  分科会を休憩します。(午前11:17)                    (休  憩) ○加藤大弥 分科会委員長  分科会を再開します。(午前11:17) ◎神田武行 江南区産業振興課長  文化会館の管理運営経費に人件費は入っていません。郷土資料館は,臨時職員1名分の経費が計上されています。 ◆串田修平 委員  以前は地域課が所管していたと思うのですが,いつから産業振興課になったのですか。何か産業振興とかかわりがあるのですか。 ◎神田武行 江南区産業振興課長  平成30年度に地域課から産業振興課に移管されました。文化スポーツ部門が産業振興所管課に移管されたのは,北区と江南区の2区だけです。区役所も含めた全体の組織改正の中で,そのような形になりました。 ◆串田修平 委員  昨年度の審査のときは認識がなかったが,地域課,今合体して地域総務課になったのですが,どうも産業振興課文化振興費がミスマッチというか,合わない感じがするのだが,そこら辺の所管がえの考えはあるのですか。 ◎神田武行 江南区産業振興課長  組織改正,所管がえについては,特に要望,意見もなくそのように決定しましたが,現場の責任者としては文化スポーツと,観光とか産業を含めた集客というところで言うと,親和性は意外に高いと思っています。観光,文化,スポーツ,産業,農業を所管していますが,それら全てをまとめた集客事業,今年度も企画しているバスツアーとかいろいろな施設,素材を使った取り組みは,区づくり事業を通じて比較的行いやすいと感じています。 ◆串田修平 委員  区として産業振興課が所管する効果があるということであればそれはそれでいいのですが,北区と秋葉区の文化会館は指定管理をしていて,江南区は直営という違いがあるが,どうして江南区と秋葉区の2館だけが産業振興の所管になっているのか少し理解に苦しむのだが。 ◎神田武行 江南区産業振興課長  北区と秋葉区の文化会館は指定管理施設で,江南区文化会館だけは直営の施設です。北区も秋葉区もホール専用の施設で,指定管理になじみやすいという理解です。江南区文化会館は,先ほども説明しましたが,公民館と郷土資料館,図書館は直営で,この中にホールが入った構造になっていて,ホール単体だけ指定管理という考えもあるのかもしれないのですが,今4つの施設を連携させてさまざまな事業展開を図っていく上では,直営で管理を行っているメリットがあると考えています。 ◆串田修平 委員  秋葉区のほうは所管外ですし,1年行ってみて活性化につながっているということであれば,それはそれでいいのですが,どうも統一がとれていない感じがするのです。直営と指定管理の違いはあるが,所管の部署がどうか少し疑問なので,今後文化スポーツ部との連携でよく協議してみてはどうですか。 ◎神田武行 江南区産業振興課長  確かに外から見ると違和感があるのだろうと思います。我々は,与えられた組織の中で仕事をしていくということですが,委員の意見については,所管する部署に伝えていきたいと思います。 ○加藤大弥 分科会委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○加藤大弥 分科会委員長  以上で江南区産業振興課の審査を終わります。  次に,秋葉区産業振興課の審査を行います。秋葉区産業振興課長から説明をお願いします。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  秋葉区産業振興課所管分について配付資料に基づき説明します。  1ページ,2,歳出決算額の合計は1億2,745万8,354円となり,予算現額に対する執行率は98.4%です。  3ページ,初めに,第2款総務費,第1項9目区政推進費,地域の自立性の向上,特色ある区づくり事業は,鉄道,米,里山に関する4つの事業を実施しました。まず,「花のまち」PR事業は,3年目になりますが,花のまち秋葉区のイメージのアピールと全国有数の園芸産地として花卉・花木流通関係者への認知度向上及び生産拡大を目的としてのPR,そして新たに平成30年度は商談会を2度実施しています。PR事業としては,10月末から11月下旬にかけて新日本海フェリーあざれあ号の船内及び新潟港,小樽港両ターミナルでのアザレア鉢花の展示,PRを行うとともに,11月末には札幌花き地方卸売市場で開催された北国の鉢花まつりに出展し,アザレアやクリスマスローズの魅力をアピールしてきました。また,商談会ですが,地元の園芸組織や生産者と協力し,取り扱い市場の開拓や販路の拡大に努めました。7月には,うらら小須戸において全国の流通関係40社を招いての鉢花見本市を開催し,また10月には園芸の大消費地である東京との中央卸売市場にて,新潟県花き出荷組合と連携した新潟ポットプランツ2018の2つの商談会を実施しました。市場関係者や小売店など,大勢の流通・販売関係者に向けて秋葉区の花卉,花木をアピールするとともに,商談につながるよう会場装飾,広報,商品ポップの提供などの生産者支援を行いました。売り上げの結果ですが,うらら小須戸では540万円,東京での新潟ポットプランツでは500万円の売り上げがありました。  次のAkihaレール浪漫は,1年目の事業です。秋葉区の鉄道のまちとしての歴史や文化,現存する豊富な鉄道資源の魅力をさまざまな事業を通じて発信することにより,観光・交流人口の拡大に取り組みました。平成30年度は,JRデスティネーションキャンペーン前年として,具体的な事業として,にいつ0番線商店街にまちなか観光案内所を7月から10月の土日,祝日に開設し,町なかに来られたお客様へ観光案内や施設の誘導,お土産を買える店とかお昼を食べられる店の紹介に努めました。開設回数は33回,213人の来場を得ています。さらに,新津鉄道資料館の観覧券を持参すると町なかの商店街でサービスを受けることのできる切符のいいまち事業を実施し,公共施設である鉄道資料館と商店街組織とが連携して町なかへの集客に努めたところです。  次の満願寺稲架木並木を活用した観光交流事業は,3年目の事業です。地元JA新津さつきと共同し,子供を中心とした家族連れなどから4月には昔ながらの手植えによる田植えと,9月には手刈りによる稲刈り,はさがけを体験してもらいました。市の指定文化財である満願寺稲架木並木を活用して昔懐かしい稲架木並木のある農村風景を再現し,バスツアーなどイベント体験を通じた食育やグリーンツーリズムの推進,自然豊かな秋葉区のイメージ定着を図っています。  次の里山ビジターセンター発信力強化事業は,2年目の事業です。ガイドつきで散策を楽しんでもらう里山ミニトレッキングや館内展示の開設などを主な役割とする里山ガイドを毎週末里山ビジターセンターに配置し,里山の魅力についてのきめ細かい情報発信を通じて来訪者への利便性向上を図っています。  次の区政振興費は,旧新津市,旧小須戸町時代から継続している事業で,にいつまつりや小須戸まつりなどの伝統的な祭りや産業祭などの地域イベントのほか,園芸振興を目的とした既存のボケ展など,花卉,花木のイベントや花の写真コンテスト,県立植物園など,里山にある各施設と連携した花と遺跡のふるさとフェスタを開催しています。また,里山の利活用を図るため,森づくり体験教室や市内の小学校を対象にしたツリークライミング教室など,里山活動団体と連携した事業を実施しています。  次の政策推進経費は,秋葉区の特徴を生かすために重点的に実施している事業です。まちなかの魅力創出事業は,新潟薬科大学,新津商工会議所,秋葉区役所の産学官が連携して学生とともにまちなかの魅力を発信する事業などに取り組んでいます。薬科大生の1年生,2年生の地域デビューを実習として事業化し,商店街や里山,農業活動のサポート,小学校での課外授業などに学生が参加し,実施回数は28回で,参加学生は137人と単位化につなげることができました。また,新津一・六市場の活性化につなげるために女性農業者や薬科大の農業サークル,障がい者施設によるパン等の販売機会を一・六市場において設けています。  次の里山を活かしたまちづくりの推進は,秋葉丘陵で活動する団体,各種文化施設,コミ協,自治会等の方々と協働して策定した里山利活用の行動計画未来への種に基づき,秋葉区独自の里山文化の創造と地域活性化を図ることを目的に,にぎわいあるまちづくりを目指して取り組みました。主な実施内容としては,里山の自然の中で子供たちが自由に遊べる場として,毎週土曜日にAkihaマウンテンプレーパークを開催し,里山への理解,関心を深めてもらうことに取り組んでいます。マウンテンプレーパークは,42回,1,800人を超える方から来場いただいています。  4ページ,第16目文化振興費,歴史文化施設の管理運営は,平成30年度の新規ですが,地域課から管理移管を受けた石油の世界館の管理運営費で,主に指定管理者への委託料です。  次に,第4款衛生費,第1項7目環境保全費,環境負荷の抑制,水質汚濁対策の推進は,4月に秋葉区朝日地内で旧石油井戸から原油が流れ出したため,区の緊急対応予算で石油井戸上のポンプに圧力調整のためのバルブを取りつけ,漏えい防止処理を行いました。その後原油の流出はとまりましたが,依然天然ガスは出ているため,一昨年同じく油が流出した小口地内の旧石油井戸とあわせて今後も経過観察を行い,圧力監視と維持管理を継続して行っていきます。  次に,第5款労働費,第1項1目労働諸費,勤労者福祉の充実,勤労者福祉支援事業は,新津商工会議所が行う勤労者福祉共済事業に対する補助金で,会員である中小企業従業員の健康診断受診料の補助や慶弔見舞費などです。  次に,第6款農林水産業費,第1項2目農業総務費,農業施設の管理運営は,小須戸地区花とみどりのシンボルゾーンと新津地区グリーンセンターの指定管理施設の管理運営費です。  次の農業総務諸経費は,米と共存可能な土地利用作物としてのもち麦の生産拡大に関する事業を行いました。米と共存可能な土地利用型作物としてもち麦に着目し,商品開発やレストランでのメニュー提供を行っていた社会福祉法人と連携して,フードメッセ2018に初めて出店するなど,秋葉区産のもち麦の販路確保やブランド化に取り組みました。  5ページ,第3目農業振興費,農業振興諸経費は,農協,土地改良区,県などと組織する地区農業振興協議会への負担金です。  次の第5目林業振興費,林業の振興は,林道の維持管理費や森林地図情報システムの保守管理経費です。また,里山の保全・活用は,秋葉丘陵の雑木やつるの伐採,除草などによる里山の維持保全を行ったほか,五泉市,田上町と連携し,3市町にまたがる3つの山のガイドを集めた研修会を実施しました。  次の第2項1目農地総務費,農地施設の維持管理は,西島農村公園及び農道の維持管理に要した経費,そして小須戸地区の新保及び鎌倉,2つの地域研修センターに係る指定管理費です。  次の第2目土地改良費,農業基盤等の整備は,小口地内の境沢ため池に自然湧出している原油が流れ込んでおり,下流域への流出防止のため,定期的に回収処分を実施した経費です。  6ページ,第7款商工費,第1項2目商業振興費,各種団体への補助金は,新津商店街協同組合連合会への補助金です。  次の商業振興諸経費は,郵便,事務消耗品費や公用車の維持管理費など,商業振興事務に必要な諸経費です。  次の第4目観光費,観光の魅力発信は,主に観光パンフレットの改訂,増刷に係る経費です。  観光施設の管理運営は,里山ビジターセンター及び古代館に係る指定管理費のほか,市営駐車場などに係る維持補修費です。  各種団体への補助金は,新津観光協会への補助金で,次の観光振興諸経費は磐越西線SL定期運行推進協議会と阿賀野川ライン観光協会への負担金です。  次の第5目露店市場管理費は,新津一・六市場と小須戸三・八の市の露店市場開設に係る経費です。  続いて,7ページ,歳入,収入済額の合計は1,153万6,932円で,予算現額に対する割合は80.3%となっています。この収入減額の主たる要因は施設使用料で,駐車場使用料が当初見込みよりも大幅に減額となったことによるものです。  それでは,主な内容について説明します。初めに,第18款使用料及び手数料,第1項1目総務使用料は,今ほど説明した新津本町3丁目及び4丁目の2カ所の駐車場の使用料です。減額の大きな要因は,昨年度も説明しましたが,大口利用者である駐車場隣接の眼科医院の人気のある医師が郊外に新規開業した影響により,月決め定期利用者の減が続いていること,そして既存眼科医院が受診者に配る駐車場の無料券の配付を大幅に減らしたことによる影響です。  第5目農林水産業使用料は,花とみどりのシンボルゾーンと新津地区グリーンセンターの施設使用料です。  第6目商工使用料は,新津及び小須戸の露店市場に係る使用料です。  また,第9目行政財産使用料は,林道に設置された電柱や里山ビジターセンターに設置されている自動販売機の使用料です。増額の理由は,用地対策課から行政財産使用料の移管があり,場所は駅前にある新津本町まちづくり事業用地で,交流センター利用者から駐車代金として負担してもらっている費用です。  8ページ,第21款財産収入,第1項財産運用収入,第1目財産貸付収入は,新津工業団地内の未売却用地について,隣接する企業に職員用の駐車場として貸し付けしている貸付料などです。  次の第25款諸収入,第5項4目雑入,農林水産業雑入は,グリーンセンター食品加工機器の使用による実費負担金です。 ○加藤大弥 分科会委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆平あや子 委員  平成30年度の事務事業点検で,秋葉区は里山未来創造事業と環境林・保健休養林事業を整理統合して総額で300万円以上減らしました。予算時には,平成30年度は事業を少し抑えぎみにするという説明でしたが,実際運営上予算減によってどのような影響が出たのでしょうか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  これまで手つかずで行ってきたものでしたので,既存の事業を整理,見直しをしていく中で,具体的には減額に関する影響はほぼありませんでした。それにより新規で取り組んでいたマウンテンプレーパークの事業に人員及び職員のエネルギーを傾けることができましたので,そういう意味で影響はなかったと認識しています。 ◆平あや子 委員  秋葉区の非常に大切な事業である里山関連事業ですが,予算のときには今後継続していくために民間やNPOの提案も受けて地域活動の補助金をもらうなどの形で継続していきたいとの説明でしたが,この里山関係の事業を継続していく新たな取り組みについて見通しは出てきたのでしょうか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  これからの話になりますが,保全活動については森林環境譲与税を想定して,そちらの予算を見つつ,活動団体については,特に高齢化している活動が多くありますので,今新しいプレーヤーをふやす取り組みに傾注しています。先ほどマウンテンプレーパークの話をしましたが,これは運営をNPOがしていますが,地元自治会,さらには小学校にも一緒に説明に行って,利用者の拡大と,維持保全にPTAの方々からも参加してもらいたいと申し入れを行って,少しずつですが理解をいただいて活動に参画してもらっている状況です。 ◆保苅浩 委員  5ページ,農業振興諸経費で,地区農業振興協議会への負担金がほかの区に比べるとすごく少ない金額ですが,農振協の全体の予算と市の負担割合についてお願いします。 ○加藤大弥 分科会委員長  分科会を休憩します。(午前11:42)                    (休  憩) ○加藤大弥 分科会委員長  分科会を再開します。(午前11:43) ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  平成30年度の収支決算で,全体としては190万円の予算に対して今回お示しした37万2,000円,約20%の負担をしています。それ以外については,JA新津さつき農業協同組合が51万円,新潟県の農業共済組合,NOSAIですが,10万円,そして新津郷土地改良区が15万円という構成で運営しています。 ◆内山航 委員  まちなか観光案内所に関してですが,開設回数33回は予定どおりですか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  夏休みから鉄道月間,10月の第1週がにいつ鉄道まつりでしたので,それまでの間の土日を中心ということで,予定どおりです。 ◆内山航 委員  その上で,来所者数はどのように評価していますか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  33日で213人,平均すると1日当たり6.5人ということで,想定では1日10人と考えていました。多い日ですと20人を超える日もありましたが,逆にゼロという日も数日あって,そういう意味では,PRが足りなかったのかもしれませんが,認知度,そして利用が少なかったと認識しています。 ◆青木学 委員  大幅に利用減となった駐車場ですが,そもそも何台ぐらい置けるのですか。 ○加藤大弥 分科会委員長  分科会を休憩します。(午前11:52)                    (休  憩) ○加藤大弥 分科会委員長  分科会を再開します。(午前11:52) ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  大幅に減った3丁目駐車場が84台,定期利用を中心とした4丁目駐車場が93台です。 ◆青木学 委員  眼科の患者が使っているのはどちらですか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  3丁目です。 ◆青木学 委員  それで,その眼科医の特定の医者がいなくなって,医者自体の利用も減っているという話ですが,眼科医以外にこの駐車場を利用するニーズはあるのですか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  3丁目駐車場は,まちのほぼ真ん中の位置,すぐ隣に商工会議所の会館があり,向かいには郵便局,そして商店街の方々も利用していて,例えば商店街でイベントがあるときにはそちらに誘導している駐車場です。 ◆青木学 委員  4丁目のほうは。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  4丁目については,少しまちの中から離れていて,どちらというと住宅街に近く,先ほど定期利用と一般利用ということで,一般利用は時間貸しになりますが,ほぼ定期利用で利用されている状況です。 ◆青木学 委員  そうすると,3丁目の駐車場は眼科医との関係で大幅に利用が減っている面はあるが,そこになければ困るという位置づけですか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  おっしゃるとおり,イベントとか,商工会議所で会合があるときの利用,そして祭りのときには露店市場のすぐ近くで,なくてはならない,定期利用よりも一般利用での活用度が高く,先ほど説明した眼科医はどちらかというと一般利用をメーンにしていましたので,その影響が大きく出ました。 ◆青木学 委員  これは指定管理ですか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  はい。隣接している商工会議所が管理,運営しています。 ◆青木学 委員  利用実態に応じた委託料とか,何か協議している面があるのですか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  駐車場の利用料金から一定程度運営のほうで収益を確保しますが,残りは区役所に入れるということで,利用料が減ると区の収入が減るという現状になっています。 ◆青木学 委員  そうすると,大幅に減という状況ではあるが,とりあえず利用料によって商工会議所が管理,運営する分はキープできているということでよろしいでしょうか。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  はい。今は商工会議所は,特に痛みはない状況です。 ◆土田真清 委員  それでは,各区と同じ質疑をします。  今後秋葉区の特色ある区づくりを進めていく上で,組織とか予算とかいろいろな絡みがあると思うのですが,日々感じている感想なり,課題なりをお聞かせください。 ◎長崎忍 秋葉区産業振興課長  北区,江南区の課長の言うとおりで,特に区づくり事業を含めて自由度はあります。反面,活動をしていくと,どうしてもより広いところでの活動がふえていっている。例えばSLの連携協議会,あるいは阿賀野川ラインの協議会ですと 隣の五泉市,阿賀町,SLについては今会津若松市とも連携をとっています。そうしたときに本庁との連携,やりとりが出てきて,今広域観光課とは,大枠のPRは本庁と会津地域,個別のイベントは区と自治体とで行うすみ分けをしながら連携をしています。さらに,特に農業関係ですが,外に売りに出すことに関して言うと,特に花に関しては,そろそろ区の限界も超えてきているかと思っているところです。 ○加藤大弥 分科会委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○加藤大弥 分科会委員長  以上で秋葉区産業振興課の審査を終わります。  次に,南区産業振興課の審査を行います。南区産業振興課長から説明をお願いします。 ◎五十嵐雅樹 南区産業振興課長  南区産業振興課分について説明します。  資料3ページ,南区産業振興課歳出の支出済額合計は6,993万330円,執行率は93.8%となっています。不用額の主な原因は,区政推進費の既存事業として平成30年10月7日に開催を予定していたイベント,風と大地のめぐみが台風25号の影響により中止となり,開催補助金が不要となったことによるものです。  初めに,第2款総務費,第1項総務管理費,第9目区政推進費,地域の自立性の向上,特色ある区づくり事業として6事業を実施しています。まず,南区ルレクチエブランディング事業では,ルレクチエの里帰りとして原産国であるフランスのパリにおいて試食会イベントを開催しました。集まったフランスのシェフやメディアに向け,南区のルレクチエの歴史やストーリーを発信しました。なお,この試食会において参加してルレクチエの歴史,ストーリーに共感いただいた世界でも有数のパティシエであるピエール・エルメ氏が,今年度のルレクチエの収穫に合わせルレクチエのコラボメニューの展開を予定していると聞いています。また,ル・レクチエウオーターなど,生果以外のルレクチエ活用をした新商品の開発支援を行うとともに,年間を通して商品PRを実施しました。あわせて,ルレクチエの流通期間を少しでも長くできないかと,長期保存の研究を新潟大学と連携して行っています。この研究については,令和元年度においても継続して実施しています。  白根仏壇プロモーションは,伝統的工芸品の指定を受ける新潟白根仏壇の製造技術を後世に伝えていくことを目的に,仏壇職人の技術を生かした新たな商品の開発を進めるとともに,小学生や各種イベント参加者を対象とした仏壇製造体験を実施しました。新たな商品開発では,高級感を持たせたジュエリーケースとしても使用可能なキャビネットなどを試作しました。国内外の富裕層をメーンターゲットとして販売活動を行っていく予定としています。仏壇製造体験などは,南区内の小学5年生や市内中学生から体験してもらったほか,白根まつりなど,イベントにおいて実施しました。  果樹剪定枝資源循環推進事業では,現状そのほとんどが焼却処分されている果樹剪定枝を資源として活用できないか検討するとともに,無煙炭化器の実証実験を実施しました。結果として,無煙炭化器の安全性と実用性が確認できたことから,生産者みずからが不要な剪定枝を処分できる方法の一つとして無煙炭化器の継続的な貸し出し体制を確立していくとともに,JAや生産者と連携し,資源循環型農業の推進に努めていきます。  南区ビジネスプランコンテストは,平成29年度に実施したコンテストの優秀プランなどを事業化に向けた支援を行うとともに,南区の地域資源を活用した土産品などの情報発信を行いました。フルーツクラフティーや大凧模様折り紙など5つの商品が新たに商品化され,首都圏等,計11の展示・販売イベントにおいて商品PRをしました。  大凧合戦観戦クルーズ社会実験は,白根大凧合戦期間中の日曜日にふるさと村を出発し,ウオーターシャトルで南区を訪れ,大凧合戦観戦のほか,南区内の見どころであるグレープガーデンや,これまで観光ツアーにない企画として月潟地区のまち歩き,笹川邸を夜間貸し切っての真打ち落語による凧合戦を題材とした創作落語など,南区ならではの趣向を凝らした工程で企画実施し,南区の魅力を効果的に発信できるような観光素材を検証しました。また,これにあわせ,小学生に川と歴史を学んでもらうことを目的に,地元小学校と連携し,ウオーターシャトルの乗船体験なども行いました。3月の春の白根満喫ツアーとしては,大凧の製作現場の見学やイチゴ狩りなど,春をテーマとしたツアーを実施し,ここでは地元障がい者団体の皆様からも参加していただき,障がい者の方たちへの対応の検証もあわせて行いました。  大凧合戦みらいプロジェクトは,近年入手が困難になってきているたこ綱の原料,麻の地元調達を目指し,チョ麻の試験栽培を実施してきました。南区の圃場で栽培したチョ麻を開港150周年記念大凧のたこ綱として一部使用しました。麻の綱と比較しても強度は十分であり,この先チョ麻を原料としたたこ綱の使用が広がっていくことを期待しています。また,今後の圃場栽培管理は,白根凧合戦協会や凧組に移管するとともに,地元小学校の総合学習の教材としても使用していくこととしています。  次の区政振興費は,区の伝統文化の継承や市民交流を目的とした月潟大道芸フェスティバル開催事業などに要した経費及び緊急対応として味方地区千日運動施設のトイレ改修や管理する施設の修繕工事に要した費用です。  4ページ,第5款労働費,第1項労働諸費,第1目労働諸費,勤労者福祉の充実は,白根地区勤労者福祉センター及び味方地区千日運動施設の維持管理費です。  次に,第6款農林水産業費,第1項農業費,農業振興費,農業振興諸経費は,農業関係団体との連携による総合的な農業振興と農業経営の改善,担い手の確保,育成,環境保全農業の推進などの事業を実施している公益社団法人新潟市南区農業公社への負担金です。  次の第2項農地費,第1目農地総務費,農地施設の維持管理費は,月潟農村環境改善センターの管理運営費です。  次の第2目土地改良費,土地改良諸経費は,花木用水の揚水機運転負担金及び白根郷地区土地改良事業推進協議会への負担金です。
     5ページ,第7款商工費,第1項商業費,第2目商業振興費,商業振興諸経費は,南・秋葉区商工会連絡協議会の負担金及び商業振興に係る一般事務費です。  次の第4目観光費,観光の魅力発信は,観光PR用の物品や特産物の購入に係る経費のほか,情報発信の強化に係る経費です。  魅力あふれる観光都市づくりは,白根大凧合戦の開催補助金です。  各種団体への補助金は,南区観光協会への補助金です。  次の第5目露店市場管理費,露店市場の管理運営は,白根,新飯田,庄瀬,月潟の各定期露店市場の管理運営に要した経費です。  次の第2項工業費,第1目工業総務費,工業総務諸経費は一般事務費です。  続いて,6ページ,歳入の収入済額合計は191万733円で,予算現額に対する収入済額の割合は113.1%となっています。初めに,第18款使用料及び手数料,第1項使用料,第5目農林水産業使用料,農地使用料は,月潟農村環境改善センターの施設使用料です。  次の第6目商工使用料,商業使用料は露店市場使用料です。  次の第9目行政財産使用料は,ミニパーク駐車場や月潟農村環境改善センターなど,施設管理に係る使用料です。  次の第2項手数料,第4目商工手数料,商業手数料は,露店市場の出店許可証交付手数料です。  次に,第21款財産収入,第1項財産運用収入,第1目財産貸付収入のうち,土地貸付料は白根,月潟両商工会への土地貸し付け,建物貸付料は味方商工会等への建物貸し付けに係る貸付料です。  7ページ,第25款諸収入,第5項雑入,第4目雑入,農林水産業費雑入は,月潟農村環境改善センターの光熱水費実費負担分です。 ○加藤大弥 分科会委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆志賀泰雄 委員  南区ルレクチエブランディング事業は,当初の目的の一つに新たな担い手の移住促進があったわけですが,昨年度どの程度進んだのか教えてください。 ◎五十嵐雅樹 南区産業振興課長  このルレクチエブランディング事業にかかわらず,さまざまな農業施策の中で新たな若い方々が何人か農業に携わってきています。今農業大学校等に通っている方からも農業に携わりたいという話も聞いています。 ◆志賀泰雄 委員  あえてそのように書いていたのは,例えば西蒲区のワイナリーにも移住して事業を起こしている方がいるわけですが,そういったところをイメージしながら取り組みをしているのかと思ったので聞いたのですが,その辺はいかがでしょうか。 ◎五十嵐雅樹 南区産業振興課長  実際に果樹農家を目指して,新飯田地区の農園の方々の協力を得ながら一生懸命行っている若い方々もいます。我々としては,一人でも多くの方になってもらえればと思っています。 ◆志賀泰雄 委員  ぜひそういった取り組みを進めてもらいたいと思うのですが,そういった意味では,先駆的に行っているところを参考にしながら行っていく必要があると思うのです。昨年度はどのような聞き取りを行って進めていたのか教えてください。 ◎五十嵐雅樹 南区産業振興課長  県外でもいろいろな取り組みがされていますので,我々も雑誌等でさまざまな情報をとっています。特に視察等はしていませんが,よさそうな取り組みについては研究しているところです。 ◆平あや子 委員  毎年度お聞きしていますが,大凧合戦みらいプロジェクトに関連するチョ麻の栽培支援の,平成30年度の進捗状況について詳しく説明をお願いします。 ◎五十嵐雅樹 南区産業振興課長  大凧みらいプロジェクトのチョ麻栽培については,平成27年度にチョ麻の苗を植えて,平成27年度,平成28年度は残念ながら生育がうまくいきませんでした。しかし,平成30年度は第1回目に80キロの収穫,第2回目に30キロの収穫ができて,刈り取ったチョ麻の繊維を抜き取る作業,それから乾燥をした結果,少ないですが,たこ綱として使える4キロのチョ麻を初めてとることができました。これについては,ことしの6月の大凧合戦,開港150周年記念だこをつくったのですが,そのたこ綱の一部にまぜて使いました。この事業は平成30年度で終わりとなりましたが,今年度からは今まで使っていた圃場とか栽培管理については既に白根凧合戦協会に移管をして,具体的には白根大凧の13の組があるうち1つの組が引き続きチョ麻を栽培したいということで,栽培を継続してもらえることになりました。実際にたこ綱として使えた量は少なかったのですが,地元で栽培したチョ麻がたこ綱として使える道筋ができたと思っています。 ◆平あや子 委員  この質疑は毎年度していたのですが,チョ麻の栽培は土が合う,合わないがあったり,一旦掘り起こしてみたりと,試行錯誤の連続だったと思います。そんな苦労の中,平成30年度,地元生産分が4キロということですが,この4キロを加えたチョ麻100%のたこ綱がつくられたことは,本当に地元の人にとっても明るいニュースだと思います。地元からはどのような声が出ているのでしょうか。 ◎五十嵐雅樹 南区産業振興課長  大凧合戦協会では,実際に今回100%の綱をつくってみて,綱は4年から5年でつくり変えるものですので,耐久性等を見て,使っていければその方向性が見出せるという話を聞いています。一年一年保存性や耐久性は検証する必要があるとは思いますが,地元の材料で綱をつくることは大凧合戦協会としても目指すところではないかと思っています。 ◆串田修平 委員  大凧合戦観戦クルーズ社会実験は始めて2回目でしたか。 ◎五十嵐雅樹 南区産業振興課長  平成28,29,30年度の3年間,区づくり事業で行っています。平成28年度は,中ノ口川を利用してクルーズして,大凧合戦に合わせて会場に乗り入れました。ただ,中ノ口川は川底が浅く,また途中に橋で狭い部分があって課題もあるということで,平成29年度からは信濃川を利用したクルーズに変更して,平成30年度が信濃川を利用したクルーズの2年目です。 ◆串田修平 委員  乗船料は取っているのですか。 ◎五十嵐雅樹 南区産業振興課長  ウオーターシャトル分については,区づくり事業での展開でもありますので,もらっていません。そのほかのバス,食事といったものについては本人に負担してもらっています。 ◆串田修平 委員  大凧合戦観戦ツアーと春の白根満喫ツアーは,参加人数が期待したより少ないのですが,成果と評価はどうですか。 ◎五十嵐雅樹 南区産業振興課長  昨年度クルーズツアーのコースは,南区を中心として企画しました。その中でどれだけやっていけるか,コンテンツについて今後旅行会社からの問い合わせに対して,できるもの,できないものを検証する意味合いで行っています。お客様に来てもらって満足できるものになるかという実証実験でもありますので,人数は,3月は春先で少なかった部分もありますし,6月は39人で,おおむね目標の40人に達していますので,成果としてはあったと思いますし,今後の問い合わせ等に対してもこれを参考に,いろいろな企画,ツアーができるか検討していきたいと思っています。 ◆串田修平 委員  3年間の実績で,参加者は南区内と区外で人数把握をしていますか。 ◎五十嵐雅樹 南区産業振興課長  平成30年度については,3月は,障がい者団体の方も入っていますので,南区の割合がほとんどです。6月については,割合は今わかりません。 ◆土田真清 委員  各区に尋ねた内容と同じです。今後の特色ある区づくりを進めていく関係で,特に観光と農業と,あと企業誘致の関係で,今後の本庁との関係,あるいは組織,予算の関係,いろいろ課題があると思いますが,その辺について聞かせてください。 ◎五十嵐雅樹 南区産業振興課長  南区は御存じのとおり農業が大きな産業になっています。その中で,特に樹園地,果樹については先ほどのルレクチエブランディングを進めてきた要因の一つに担い手不足が懸念されていることがあります。また,今後空き農地も考えられます。これは全国的な問題でもあると思いますので,農家の方々はもちろんのこと,県,それから本庁,JA,関係機関と十分話し合いを進めて解決に向けていければと感じました。  もう一点,南区の観光資源の活用については,南区の一大イベントである大凧合戦,区づくり事業でも活用していますが,ことしは国民文化祭においてたこづくり,それから出展,それからG20での展示,それから先般の10月6日,民間事業者とのイベントでスターウォーズの大凧を揚げるということで,南区のPRに大きく買っていますので,それを活用しつつも,今回のツアーの中にも入れ込みましたが,各地区でまち歩きも行っています。そういう身近な地域資源にも目を向けて掘り起こしをした上で活用できればと思います。 ◆土田真清 委員  企業誘致と工業団地の関係,本庁との役割分担とか区のかかわり方についても少しお聞きしたいです。 ◎五十嵐雅樹 南区産業振興課長  南区には北部工業団地があります。4区画あって,その誘致については本庁で誘致業務を行っています。我々は,地元等の情報をもらった場合に本庁との情報提供,情報交換という役割で行っています。 ◆内山幸紀 委員  果樹剪定枝資源循環推進事業を行っているということですが,これに対しての利用とか,農家の方の感触はどんなでしょうか。 ◎五十嵐雅樹 南区産業振興課長  果樹剪定は昨年度からの事業で,無煙炭化器の貸し出しについては必ず研修を受けてもらわなければならないということで,11月と3月の2回で研修を行って25名,ことしに入って7月に2回研修を行いました。8月末までで5件の貸し出しとなっていますが,11月,それから冬が明ける2月,3月が果樹剪定の時期になりますので,今後活用してもらえればと考えています。農家の方々からも果樹剪定枝の処分の一つの手法と理解してもらっていますし,無煙炭化器はただ燃やすのではなく,木炭にして土に埋めて再利用することも目的の一つなので,理解をいただけるようにと考えています。 ◆内山幸紀 委員  少し気になったのは農家の手間です。刈ったものをどこか持っていかなければいけないとか,燃やすとか,2次,3次の加工にかかわる手間を不安視している人が多いと思うのですが,その辺はどんな感じでしょうか。 ◎五十嵐雅樹 南区産業振興課長  そういう意見もよく聞きます。無煙炭化器はある程度手間もかかるものではありますが,我々としてもまず一つの手法として活用してみてくださいということで,また今後使った方からその成果を聞いていきたいと思っています。 ◆内山幸紀 委員  炭にしたものを売る,商品化することも考えてほしいと思います。  もう一つ,白根仏壇プロモーションについて,今本当に大変な状況なので聞きたいのですが,小型のキャビネット式とかを行っているということで,今後寿命が延びるような展望はありますか。 ◎五十嵐雅樹 南区産業振興課長  仏壇の伝統工芸品はなかなかマーケット的には少し厳しくなっている部分もあります。新たな展開として,区としても仏壇の技術を活用した製品ができないかとまず一歩を踏み出したということで,これを通して職人の方々も今までとは違う新しい製品づくりという意識づけは少しできたのではないかと思っています。今後それを活用して,この製品以外にもいろいろな製品にチャレンジしてもらえればと思っています。 ○加藤大弥 分科会委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○加藤大弥 分科会委員長  以上で南区産業振興課の審査を終わります。  ここで,分科会を休憩します。(午後0:18)                    (休  憩) ○加藤大弥 分科会委員長  分科会を再開します。(午後1:19)  次に,西区農政商工課の審査を行います。西区農政商工課長から説明をお願いします。 ◎鈴木雄策 西区農政商工課長  西区農政商工課所管の平成30年度決算の主なものについて説明します。  1ページ,平成30年度決算所属別内訳表,1,歳入,西区農政商工課の収入済額は235万5,471円,予算現額に対する収入済額の割合は94.1%です。収入減の主な理由は,農村環境改善センター使用料について,有料での利用件数が当初予算の見込みを下回ったためです。  続いて,2,歳出,西区農政商工課支出済額合計は4,724万2,825円で,執行率は96.9%です。不用額の主な要因は,農村環境改善センターの受付管理体制を見直し,直営の臨時職員からシルバー人材センターに業務を委託したことで安価になったことなどによるものです。  2ページ,歳出から説明します。初めに,第2款総務費,第1項総務管理費,第9目区政推進費,地域の自立性の向上,特色ある区づくり事業ですが,記載の6つの事業を実施しました。初めに,ページの右の事業協力店舗数16店から開催回数23回までの成果ですが,基本は設定した目標に達していますが,1つだけ,いもジェンヌ農商工連携協議会の栽培面積は目標には届きませんでした。中身については後で説明します。  最初に,西区農産物ブランド拡大支援事業では,国のGI登録された食と花の銘産品,くろさき茶豆及び新潟砂丘サツマイモ,いもジェンヌを関係団体とともにさらなるブランド化を図りました。くろさき茶豆については,平成29年度に引き続き収穫時期に合わせて約1カ月間,くろさき茶豆夏の陣を開催しました。黒埼地区の飲食店16店の協力による茶豆料理提供や地元かっぽうでの堪能会,商店街でのイベントなど地域全体で盛り上げて実施し,さらなる消費拡大や地域の活性化を図りました。また,いもジェンヌについては,JA及び地元商工会と組織するいもジェンヌ商工連携協議会において作付面積の拡大支援や加工品の開発支援,イベントなどを通じたPRを実施し,一層の消費拡大を図りました。平成30年度のいもジェンヌの栽培面積は,約21ヘクタールと前年度から0.5ヘクタール減少しましたが,これはその前年の大雪による施設被害の影響や新規参入が西区において少し伸び悩んでいることが挙げられます。  次の西区の野菜まるかじり教育連携事業では,西区内の小学校と連携して,小学校3年生を対象とした収穫体験,料理講座,生産者講話を14の小学校で実施し,子供たちへの食育と地場農産物の消費拡大に取り組みました。また,小学校給食に地場農産物を積極的に使用してもらうことなどを目的に,西区内の小学校栄養士との連絡会議を開催しました。  次のおいしい西区魅力発信事業では,くろさき茶豆など西区特産物の市内及び首都圏でのPR,販売促進活動や西区での収穫体験など,生産地域の魅力を発信するツアー,計21回実施しました。そのうち都市農村交流ツアーは,首都圏在住者向け及び市民向けの2回を実施し,計59人が参加し,くろさき茶豆やいもジェンヌの収穫を初め,西区の食と農を体験していただきました。また,住宅地に隣接する農地が多くある西区の特色を生かし,市民を対象とした農業体験教室,食と農の学校を入門コース全6回,親子農業体験教室を全5回の計11回開催し,地産地消や農業への理解,食育の推進に取り組みました。  次の西区農地再生サポート事業は,平成30年度からの新規事業です。企業の参入や若手農業者の取り組みなどで一定の再生が進んでいる西区の耕作放棄地についてさらに再生を進めるため,農業関係団体で組織する西区農業振興協議会に協力をいただき,西区の振興作物の作付拡大や飛砂対策とあわせ農地の再生を進めました。平成30年度は0.25ヘクタールを解消し,サツマイモなどの栽培が開始されました。  次のげんきな保安林づくりでは,保安林の保全活動をしてもらっている13のボランティア団体や地域コミュニティ協議会で実施した保安林保全活動に作業道具を貸し出すなどの支援を行うとともに,ボランティア活動を紹介する保安林整備講座や各ボランティア団体との意見交換会を開催しました。  次の歩いて見つける!西区の宝おもてなし事業では,赤塚,内野,黒埼の各地域で観光ボランティアガイドの協力により,まち歩きツアーを計15回実施しました。赤塚地域では,佐潟付近の通称北国街道沿いにある観光資源を活用し,中原邸一般公開まち歩きや西蒲区と連携したルートなどによるツアーを計6回行い,地域への誘客を図るとともに,観光案内看板の設置により利便性の向上にも努めました。また,内野地域で3回,黒埼地域で6回のまち歩きツアーを実施し,アンケートの参加者満足度はトータルで88.6%でした。  次の区政振興費,笑顔がいっぱい西区deマルシェは,西区特産の新潟スイカ,くろさき茶豆及び赤塚の大根の収穫時期に合わせ,生産者と消費者が直接触れ合う西区大農業まつりを計3回開催するとともに,5月から10月の毎週日曜日に西区役所駐車場で西区新鮮朝市を計23回開催し,生産者と消費者の交流,地産地消を推進しました。次の緊急対応分は,当課が所管する黒埼農村環境改善センターや市民農園などの緊急修繕に係る経費です。  3ページ,第6款農林水産業費,第1項農業費,第2目農業総務費,水と緑と人のネットワークの形成は,黒埼地区の金巻と鳥原,板井に開設している市民農園の管理に要した経費です。  次の第3目農業振興費,農業振興諸経費は,西区の農業振興のために農協など関係団体と組織する西区農業振興協議会への負担金です。  第2項農地費,第1目農地総務費,農地施設の維持管理は,黒鳥地区の農業排水路沿いにある遊歩道や緑地帯と黒埼農村環境改善センターの管理運営経費が主なものです。  次に,第7款商工費,第1項商業費,第2目商業振興費,商業振興諸経費は,区内の商工会や商店街との連絡調整に係る事務費や黒埼商工会駐車場補助など,運営支援に要した経費です。  第4目観光費,魅力あふれる観光都市づくりは,青山,内野2カ所の海水浴場の開設に要した経費と黒埼まつりの開催補助金です。海水浴場の入り込み客数は,青山海岸で3万330人,内野で3,030人でした。  第5目露店市場管理費,露店市場の管理運営は,大野町露店市場の管理運営に要した経費です。  続いて,4ページ,歳入,初めに,第18款使用料及び手数料,第1項使用料,第5目農林水産業使用料農業使用料は黒埼地区にある3カ所の市民農園の使用料です。農地使用料は,黒埼農村環境改善センターの有料使用に伴う使用料です。  第6目商工使用料は,大野町露店市場の出店に伴う使用料です。  第9目行政財産使用料は,四ツ郷屋浜と大野仲町駐車場敷地内における建物やNTT電話柱などの使用料です。  次の第2項手数料,第4目商工手数料は,大野町露店市場出店許可証交付に係る手数料です。  次に,第20款県支出金,第2項県補助金,第5目商工費県補助金は,海水浴場の開設に伴い実施した海岸清掃業務に係る経費に対する県の補助金です。  5ページ,第21款財産収入,第1項財産運用収入,第1目財産貸付収入は,大野小学校前駐車場内の電柱等設置に係る土地貸付料と黒埼農村環境改善センターに設置している自動販売機に係る建物貸付料です。  次に,第25款諸収入,第5項雑入,第4目雑入,農林水産業費雑入は,黒埼農村環境改善センター自動販売機設置に伴う電気料実費負担分などです。また,商工費雑入は,四ツ郷屋浜救護所での新潟県事業用のカメラ設置に伴う電気料実費負担分です。 ○加藤大弥 分科会委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆志賀泰雄 委員  3ページ,魅力あふれる観光都市づくり,観光資源・観光イベントの充実で,先ほど黒埼まつりの開催補助と海岸の管理運営費とありましたが,具体的な内訳を教えてください。 ◎鈴木雄策 西区農政商工課長  黒埼まつりの開催補助金が340万円,海水浴場管理に係る経費が943万7,285円という内訳です。 ◆志賀泰雄 委員  海岸の943万円ほどは,青山海岸と内野浜海水浴場と載っていますが,具体的にどのぐらいの金額かと,その中身は何でしょうか。 ◎鈴木雄策 西区農政商工課長  双方の割合はすぐ出ないのですが,中身は委託料が大半で,海岸清掃に係る経費,あとは海水浴場を開設すると監視小屋を置いたりする経費がありますので,大半が海水浴場開設に係る経費です。 ◆志賀泰雄 委員  入り込み客数がそれぞれ書いてありますが,これは監視小屋があるからおおよそカウントできて書いてあるだけで,ほかの西区の海岸に関しては監視小屋がないから記載されていないという理解でよろしいでしょうか。 ◎鈴木雄策 西区農政商工課長  西区で海水浴場として管理開設しているのが青山海岸と内野浜です。例えば五十嵐浜とかほかの部分は,泳いでいる方がいるかもしれませんが,我々が海水浴場として管理しているところにはライフセーバーも配置して,その方々にカウントしてもらっているので,海水浴場の部分しか把握していません。 ◆平あや子 委員  新規事業の西区農地再生サポート事業について,予算50万円で耕作放棄地の再生と西区振興作物の作付拡大を目指すことに加えて農地の飛砂対策を進めるという説明だったと思います。平成30年度が0.25ヘクタールと出ていますが,実績と浮かび上がった課題について詳しく教えてください。 ◎鈴木雄策 西区農政商工課長  耕作放棄地は,新潟市内で西区が一番多いこともあって,まず耕作放棄地の解消が大きな課題の一つになっています。50万円の予算は農業振興協議会への負担金となっていて,農業振興協議会の事業として実施しているものですが,0.25ヘクタールのうち実際に補助金として使われたものは2件あって,合計12万2,000円の支出を農業振興協議会からしています。この事業は3年計画で1.5ヘクタールを解消しようという目的で,平成30年度から始めたものです。当初の目的としては飛砂対策ですが,まず西区推奨作物はスイカや大根,サツマイモなど10品目を定めているのですが,それらを栽培してくれることが一つの条件です。もう一つ,冬の間に緑肥などを,要は砂が一番飛ぶ時期に物を植えてくれることで飛砂を抑える目的もあって,先ほど言った特産物を植えて,かつ冬場にもそのような形で対応してくれた場合には補助金のプラスがあるような形で進めた結果,0.25ヘクタールで12万2,000円の支出という決算になりました。 ◆平あや子 委員  総事業費で50万円ですが,当初何件ぐらいの申し込みを予定していたのでしょうか。 ◎鈴木雄策 西区農政商工課長  目標は3年間で1.5ヘクタールですので,単純に割ると年0.5を目指して,0.1ヘクタール当たり最大10万円で,50万円の予算でした。どちらかというと面積で管理していて,面積は少し伸びませんでしたが,二,三件ぐらい出てくるかという思いはありましたので,件数としてはこのような結果になってよかったと思っています。 ◆平あや子 委員  西区において耕作放棄地を解消していくために非常に可能性を持った事業だと思うのですが,実際に利用した地元の関係者の方からは,制度改善も含めてどのような要望が出ているのでしょうか。 ◎鈴木雄策 西区農政商工課長  昨年度実施したばかりですので,この事業についての話は直接伺っていませんが,ただ耕作放棄地を改善してくださいと言っても,もっといい土地もあり,なかなか進みませんので,我々としてはこのような補助で後押しすることで進めたいと思っています。また耕作放棄地には認定されていないが使われていない農地もありますので,我々はその両方,耕作放棄地にならないような支援もしているのが現状です。 ◆土田真清 委員  各区と同じ質疑です。今後の西区の特色ある区づくりを進めていく上で,どういう分野に力を入れていきたいか,それに対してどのような課題があり,どのような組織的な問題,予算的な課題があるのか教えてください。 ◎鈴木雄策 西区農政商工課長  今まで説明したとおり,西区には大変おいしいものがあります。そのあたりを掘り下げていくといいますか,そのよさを伝えていくためには地元の方々が地元のものはいいという機運をどんどん高めていくことが大事だと思っています。ですので,役所だけで考えるのではなく,地元の方の意見を聞きながら進めていくことが区役所としての役割だと思っています。  あと,特に農業に関してはいろいろな規制をしなければいけない部分があります。そのあたりの全市の方針を明確にしてもらった上で,本庁からは各区によって対応が違うことにならないような形で見ていってもらえればと思っています。 ○加藤大弥 分科会委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○加藤大弥 分科会委員長  以上で西区農政商工課の審査を終わります。  次に,西蒲区産業観光課の審査を行います。西蒲区産業観光課長から説明をお願いします。 ◎渡部博子 西蒲区産業観光課長  西蒲区産業観光課所管分の平成30年度決算について,配付資料により説明します。1ページは,平成30年度決算所属別内訳表として,西蒲区全体の決算状況を各課の歳入歳出別に示しています。  初めに3ページ,歳出の支出済額の合計は2億4,036万403円で,執行率は95.1%,1,244万597円の減です。不用額の主な内容は,観光費のじょんのび館の老朽化に伴うポンプ入れかえ工事費や農地総務費の農道維持管理の除雪費用の減などです。  科目ごとに主な事業を説明します。最初に,第2款総務費,第1項総務管理費,第9目区政推進費,地域の自立性の向上,特色ある区づくり事業として,5つの事業に取り組みました。1つ目の実ノベーション事業は,西蒲区で生産される果樹のうち,市場流通の基準に満たないBランク品を原料とした加工品の開発とその販路について検討し,新たなビジネスモデルを提案することで,果樹農家の6次産業化と経営の安定を推進するものです。差しかえ資料にフードメッセ出店と追記しました。平成30年度は,越王おけさ柿の未利用品を活用し,ドライフルーツを7つの規格でつくり,これをフードメッセに出店しました。引き続き1社と取引を継続できたほか,従来より薄い1ミリスライスをつくり直売所で販売したところ,好評をいただきました。  次の湯ったりめぐる北国街道の四季は,観光を主体に農業体験などを通じて西蒲区を紹介するツアーを開催し,観光協会,まち歩きガイドと連携したほか,北国街道でつながっている西区とまち歩きポイントの情報交換をするなど,広く交流人口の拡大と地域の魅力発信を進めました。  きらり発見西蒲区の魅力映像化事業は,西蒲区の多様な観光資源や農業などとともに,多くの区民がエキストラ出演するなど,区民と協働で地域の魅力を紹介する動画「ボケとツッコミ」を制作し,インターネットを中心に広く配信,西蒲区のPRに活用しました。日本国内のみならず,世界中の人に楽しんでもらえるよう英語版も作成しました。平成28年度から平成30年度に作成したこの事業に係る3作品,西蒲映画については,フェイスブックフォロワー数が12万5,000件を超え,西蒲区の人情の温かさを伝えることができました。  次の新たな産地づくりプロジェクトは,将来の農業を担う新たな担い手にもうかる農業経営を残すため,農業関係者とともに新たな農産物の取り組みを進めるもので,差しかえ資料ににしかん園芸作物生産協議会設立と追記しました。初年度の平成30年度は,生産者,JA,県や区で構成される組織を立ち上げ,推進品目を選定し,種苗会社で研修した上で,具体的な作付準備を整えました。
     角田山麓まちづくり事業は,角田山麓を地域の観光資源として角田山麓の周辺団体が連携し,電動サイクリング交流会,角田山自然館を活用したイベントの開催など,観光のまちづくりに向けた活動を行い,交流人口の拡大を図りました。  次の区政振興費は,区内の各地域の伝統的な祭りなどへの助成や西蒲区を象徴する稲作の副産物である稲わらを活用し,毎年家族連れなどで大変にぎわうわらアートまつりの開催,それから年度の途中からではありましたが,弥彦村と共同で新潟空港から岩室温泉経由弥彦神社までの予約乗り合いタクシーの運行に係る負担金などに要した経費です。  次に,第4款衛生費,第2項清掃費,第4目清掃施設費は,巻の商店街にある公衆トイレの維持管理費です。  次に,第6款農林水産業費,第1項農業費,第2目農業総務費,水と緑と人のネットワークの形成は,越前浜にある市民農園の維持管理や農家での収穫体験を通して都市住民の農業に対する理解の増進を図ったものです。  次の農業施設の管理運営は,中之口農業体験公園の指定管理料です。  4ページ,第3目農業振興費は,農業振興に尽力する各種団体への補助金などです。  次の第5目林業振興費は,主に林道の維持管理経費のほか,ほたるの里交流館の指定管理料です。  次の第2項農地費,第1目農地総務費は,区内に3カ所ある農村環境改善センターの維持管理費などです。  次の第3項水産業費,第2目水産業振興費は,新潟漁業協同組合西蒲支所への補助金です。  次の第3目漁港費は,間瀬漁港環境整備施設,通称こめぐりの郷公園とこめぐりシーサイドパークの維持管理費です。  5ページ,第7款商工費,第1項商業費,第2目商業振興費は,事務に係る諸経費です。  次の第4目観光費,観光の魅力発信,観光誘客宣伝事業は,地域の観光促進を図るためのパンフレットの作成,新聞広告などによる観光PRを図った経費です。  次の魅力あふれる観光都市づくり,観光資源・観光イベントの充実は,区内4カ所の海水浴場の管理費,じょんのび館のポンプ,畳,カーペットの入れかえに係る経費です。  次の「おもてなし」態勢の充実は,角田山周遊バスの運行に要した経費と観光情報の多言語ウェブサイトの開設,上堰潟公園ひまわり畑の撮影スポット整備などに係る経費です。  次の観光施設の管理運営は,岩室観光施設いわむろややじょんのび館などの指定管理料と,角田山や海水浴場など,公衆トイレや駐車場の維持管理費などの経費です。  次の各種団体への補助金は,岩室温泉観光協会と巻観光協会への補助金です。  次の観光振興諸経費は,国民保養温泉地協議会負担金です。  次の第5目露店市場管理費,露店市場の管理運営は,巻地区に開催される露店市場の運営費です。  6ページ,歳入の収入済額合計は2,525万5,140円で,予算現額に対する収入済額の割合は91.1%です。  初めに,第18款使用料及び手数料,第1項使用料,第5目農林水産業使用料農業使用料は,ほたるの里交流館や越前浜及び中之口農業体験公園の市民農園の使用料収入です。  次の農地使用料は,巻,潟東,岩室の3つの農村環境改善センターの使用料収入です。  次の第6目商工使用料は,岩室観光施設いわむろや及び新潟市岩室健康増進センターよりなれの使用に伴う使用料や露店市場使用料です。  次の第9目行政財産使用料は,農業用施設や岩室観光施設いわむろやなどの指定管理の自主事業の実施に伴う使用料です。  次の第2項手数料,第4目商工手数料は,露店市場の出店許可証交付手数料です。  7ページ,第20款県支出金,第2項県補助金,第5目商工費県補助金は,海岸の漂着物等を処理するための県補助金です。  第3項県委託金,第4目農林水産業費委託金は,河川のカメムシ類の防除対策事業委託金です。  次に,第21款財産収入は,記載のとおりです。  次に,第23款繰入金,第1項基金繰入金,第2目岩室地域水産業振興開発基金繰入金は,水産業振興のため新潟漁業協同組合西蒲支所の運営費助成に要する経費を基金から繰り入れたものです。  8ページ,第25款諸収入は記載のとおりです。  第26款市債,第1項市債,第5目商工債は,じょんのび館の配湯ポンプの更新工事に充当したもので,仕様変更により工事費の減額が図られたことから収入済額も減となっています。 ○加藤大弥 分科会委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆志賀泰雄 委員  「おもてなし」態勢の充実,多言語ウェブサイトの開設と書いてあって,説明だと周遊バスとかひまわり畑の撮影スポットと言っていましたが,具体的な執行の内訳を教えてもらえますか。 ◎渡部博子 西蒲区産業観光課長  多言語ウェブサイトの開設については,制作委託費として支出済額が394万920円となっています。それから,上堰潟公園のWi−Fi設定は,19万442円です。ひまわり畑に関しての経費は,404万8,920円の支出となっています。あとは保険金等です。 ◆志賀泰雄 委員  当初予算ですと,周遊バスとかひまわり畑の具体的なものは入っていなくて,情報発信という部分が主で900万円計上していたわけですが,当初からひまわり畑とか,その辺も入っての予算要求だったのでしょうか。 ◎渡部博子 西蒲区産業観光課長  はい,そのとおりです。 ◆志賀泰雄 委員  そうすると,新規事業概要調書の中にも書いている,いわゆる目玉となるスポット整備とか情報拡散を狙うといった目的に関しては,どの程度達成できたと判断していますか。 ◎渡部博子 西蒲区産業観光課長  スポット整備として,いわゆる写真映えする整備をしたことにより,上堰潟公園に訪れた方がそこで写真を撮り,自身のSNSでアップしてもらうことにより,上堰潟公園のPRにつながったと理解しています。 ◆志賀泰雄 委員  すばらしいことだと思うのですが,それは,何か具体的に数値的なものはあるのですか。例えばどれだけ拡散したとか,マーケティングのところで,それによってどういったところに波及していったとか,どういったところからウエブサイトに来たとか。専門的な知識を得た方からアドバイスをもらって事業を行っているのでしょうか。 ◎渡部博子 西蒲区産業観光課長  具体的なアドバイス等をもらったという生の声はないのですが,上堰潟公園は建設課とあわせて区の中で大きな資源と考えています。この決算ではありませんが,今年度の予算で計上している観光周遊バスの起点のバス停にもなっています。ウエブサイトは,わらアートというタイトルがから入るつくり込みになっていますので,わらアートのウエブサイトの入り口からそのまま西蒲区の全体のPRにもつながると理解しています。 ◆串田修平 委員  7ページ,基金繰り入れの仕組みはどうなっているのですか。漁協関係の基金だと思うのですが,漁協は全部新潟市漁協で一本になったのですが,市が管理しているのですか。 ◎渡部博子 西蒲区産業観光課長  この基金については,令和元年6月定例会の議案で上程しました。平成30年度の基金の取り崩しをもって基金がなくなったことにより,この決算をもって終了です。市の直営ではありませんで,協同組合に対して事業を補助していたものです。 ◆串田修平 委員  平成30年度の111万9,411円が最後の繰り入れで,どういうものに活用したのですか。 ◎渡部博子 西蒲区産業観光課長  我々は支出をして,組合から実績報告をもらっています。漁業協同組合が10支所を全市でまとめたことによって,人件費とか,事業をそれぞれの支所が共同して行ったなど,経費の削減も図ることができたという報告をもらっています。 ◆土田真清 委員  それでは,各区に尋ねている内容です。今後西蒲区の特色ある区づくりを進めていく上で,今本庁との関係,あるいは組織の問題,それと予算の関係等,いろいろな課題があるかと思います。課長も半年仕事をしてみて,いろいろな思いがあると思いますので,その辺聞かせてください。 ◎渡部博子 西蒲区産業観光課長  今までの各課長が説明してきたように,特色ある区づくり事業は区の裁量で任されている部分がありますが,西蒲区は特に新潟市を代表する資源を持った区と考えています。その中で,例えば農業ですと高齢化とか,担い手不足などのさまざまな課題があります。それから,西蒲区は水稲による稲作農家,そこからもうかる農業につなげて,稲作だけではない取り組みとして,平成30年度は新たな産地づくりプロジェクトという区づくり事業を始めました。今2年目を迎えているのですが,珍しい野菜で,にしかんなないろ野菜という商標登録を申請していて,西蒲区の新しいブランドを立ち上げる取り組みを実施しています。  それから,事観光においては観光地の主軸であると思っています。岩室温泉を持っていますので,インバウンドの対策なども観光協会などと連携しながら,今後は観光協会と一緒に地域の機運の醸成を図るためにセミナーの開催等も考えているところです。そういったことでいかんなく発揮して経費を使いたいと思っています。 ◆土田真清 委員  思い,やりたいことがたくさんあることがよくわかりました。現在の特色ある区づくり予算で足りますか。 ◎渡部博子 西蒲区産業観光課長  限られた財源の中でどれだけ効力を発揮できるか手腕が問われていると思います。西蒲区は本当に資源が多くあって,区づくり予算は限られた予算ですが,民間の方と協力しながら効果を上げていきたいと考えています。 ○加藤大弥 分科会委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○加藤大弥 分科会委員長  以上で西蒲区産業観光課の審査を終わり,区役所の審査を終わります。  以上で本日の日程を終了し,決算特別委員会第2分科会を閉会します。(午後2:01)...